しみず夏祭り! @市原デイ 2013年09月05日
去る8月26日(月)・27日(火)の2日間、デイサービスしみず納涼祭を開催しました。当初、ショートステイと合同にて実施する予定でありましたが、諸々の事情があり、非常に残念ながらデイサービス単独での開催となりました。
納涼祭のコンセプトは“ご利用者様も子供の頃、体験したであろう夏祭りのドキドキ・ワクワクを再現する”でした。基本的に前半に職員の出し物や利用者様と職員のカップル・カラオケ大会などの出し物を行い、後半は祭りの屋台巡りを体験、盆踊り、花火(DVD映像)と夕方から夜にかけての時間帯を想定し終了とする企画。
1日目は、職員の出し物。各自、歌(ヒロミ・ゴー/3人かしまし娘)、オルガン演奏(夏のしらべ)、フラダンスからのマツケンサンバ(正式には『イシカズサンバ』?)と得意な分野を披露させていただきました。観覧されたご利用者様は、だいぶお世辞も入っているとは思いますが、「あんな芸を持っているなんて!」とえらく感動されていまし(→ご高齢の方は、素直に喜んでいただけるので、やりがいはありますよね)。
2日目は、職員による寸劇(題して、『新・金色夜叉』)を上演させていただきました。本当の金色夜叉は作者が途中でお亡くなりになり、結末がはっきりしないようでありますが、ご利用者様方々は少なからず、寛一とお宮が一緒になり幸せになることを期待しているとの想いを元に、作品を作りました。やはりご利用者様は、金色夜叉・愛染かつらなどへの想いは深く、又、あまり関心がない方へも喜んでいただけるよう、テーマを【お金・女性の価値と男の決断】というものにしました。普段はトイレに頻回に行かれる方も真剣に鑑賞されていました(しかし、所詮コントですので、苦笑されていましたが・・・)。
又、ご利用者様と職員のカップル・カラオケでは、失語症の方と職員が『千の風になって』を声を張り上げて歌っていました。前半はこのような感じで、後半へ。
後半は、両日とも屋台巡り、盆踊り、花火といく予定でしたが、花火のDVDが間に合わず、残念!せっかく窓に黒い模造紙を貼り、電気を落とし、夜に近づいていく雰囲気を出すようにしたかったのですが・・・。しかし、思ったより屋台巡りを楽しんでいただいたように思えます。射的・ヨーヨーすくい・かき氷・わたあめと、ご利用者様の童心に帰ったお顔が拝見でき、職員一同とても楽しい時間を過ごさせていただきました。射的では、事前にそれとなくご利用者様が昔召し上がられたお菓子を聞き出し、又、市原市にある2つのお店を厳選し、そのお店の名物を用意させていただきました。
射的は水鉄砲で紙の的を狙い、ご利用者様にはおせんべいかおまんじゅうかを選んでいただきました。むろん、あまり咀嚼・嚥下機能の良くない方もいらっしゃいますので、お菓子が詰まらないか等の配慮は事前に考えましたが、人間って、好きなものや美味しいものは、きちんと体の中に入れようとするんですね。食の不思議な一面です。
最後は少し暗くなったデイサービスのホールで浴衣の職員の盆踊りを鑑賞していただき、無事、事故などなく2日間の納涼祭を終えることが出来ました。普段やり慣れないことの連続で、正直疲れましたが(年々、疲れる!)とても楽しく終えることが出来ました!!