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認知症とは

認知症は、後天的な脳の器質的障害により、本来正常に発達した知能が低下した状態を指します。

高齢者人口の増加に伴い、認知症の患者数が増加しています。2022年時点での日本における65歳以上の高齢者の認知症患者数は、約460万人から470万人の間と推定されています。これは、65歳以上の人口全体の約15%に相当します。

認知症の原因となる病気の中で、最も一般的なのはアルツハイマー型認知症であり、全体の約60~70%を占めています。これらの病気が原因で脳細胞の一部が障害を受け、認知機能が低下し、日常生活に支障をきたすのが認知症です。例えば、昨日買い物に行って何を買ったかを忘れるのは、加齢による物忘れですが、買い物自体を忘れてしまうのは認知症の典型的な症状です。

認知症とはイメージ1

認知症の物忘れと、加齢による物忘れの違い

認知症 加齢の場合
物忘れの内容 自分の体験した出来事を忘れる。
最近の出来事を思い出せない。
人やモノの名前、知識などを忘れる。
体験の一部を忘れる。ど忘れ。
物忘れの自覚 自覚なし、深刻に考えていない。 自覚があり、思い出すことができる。
物忘れの程度 進行する。 進行しない。
理解・判断等の能力 低下する。支障をきたす。 低下していない。支障はない。
日常生活への支障 支障をきたす。 支障はない。
日時の認識 季節や月・日にち・時間が認識できなくなる。 認識できる。
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イリーゼでは、徘徊などの認知症の方でもご入居いただけます。お客様に細やかなサービスを提供できるよう、個別の介護計画に基づき、生活環境とサービスをご提供いたします。※通常の介護で対応できない場合はご入居いただけません。